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2025年01月12日

2025年税制改正大綱より19~22歳の扶養控除は年収103万円→150万円に拡大

 こんにちは、名古屋市で税理士事務所を開業している税理士の鈴木宗矩と申します。

本日は、2025年度税制改正大綱より19〜22歳の扶養控除の改正についてです。

「19~22歳の扶養控除」の拡大は多くの家庭にとって影響があると思います。

その具体的な内容について確認していきましょう!

<大学生の年収の壁が103万円→150万円に>

 これまで、扶養控除の対象となるのは「給与年収103万円以下」でした。しかし、今回の税制改正で「特定親族特別控除(仮称)」が新設され、19~22歳の扶養親族については、2025年以降「給与年収150万円以下」に拡大されます。

 この改正により、大学生はより多くの収入を得られる一方、親側にとっても扶養控除のメリットを受け続けることが可能になります。

<「150万円の壁」を超えても一定の控除を受けられる>

 「特定親族特別控除(仮称)」の上限は150万円ですが、これを超えた場合も、控除額がすぐにゼロになるのではなく、超過分に対応して減り続ける仕組みとなっています。

 このため、大学生の子が150万円を超えて働いた場合でも、親側の税負担が急激に増加することを回避できるよう設計されています。

<まとめ>

 19~22歳の扶養控除が年収150万円まで拡大されることで、大学生は年収を増やしながら、親側にとっても扶養控除適応が可能となります。

一方で、税金の計算や年末調整の手続きは年々複雑化しています。

 年収の壁は多くの方に影響の多い問題です。今後も最新の税制情報には注意が必要ですね。

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