2023年06月21日
児童手当拡充について
こんにちは、名古屋市で税理士事務所を開業している税理士の鈴木宗矩です。
本日は、児童手当の拡充の話題についてです。
<児童手当>
(現在の月額)
- 0歳から2歳→1万5千円
- 3歳から→1万円(第3子から1万5千円)
- 中学生1万円
※年収によっては5,000円、もしくは0円に
(改正案の月額)
- 16歳から18歳(高校生相当)も1万円
- 第3子から3万円
※所得制限なし
上記のように高校生も対象でかつ所得制限も撤廃する方向で話が進んでいます。
ただ、現行の所得税法では16歳から18歳の子供を持つ親の場合は、扶養控除として年間38万円の控除が受けられます。
児童手当が拡充された場合、扶養控除が廃止される可能性もあります。
扶養控除の廃止が実施された場合は、年収によっては実質的にマイナスになる可能性もあります。
その結果、少子化対策として、児童手当の拡充をすることとの整合性について疑問の声も挙がっています。
今後具体的なことが決定したらまた、ご報告します。
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