こんにちは、名古屋市で税理士事務所を開業している税理士の鈴木宗矩と申します。

本日は、皆さんの生活にも影響の大きい金利の引き上げについてです。

<金利の引き上げ>

新型コロナウイルス感染症で低迷した経済の活性化を目的に歴史的にも例を見ない大規模な金融緩和政策(金利の引き下げ)を行ってきました。

今年に入りアメリカのFRBをはじめ各国の中央銀行が一斉に金利を引き上げています。

日本では、引き続き低金利を維持していますが、金利は経済にどのような影響を与えるのでしょうか、金利のニュースに敏感になることで、自身の今後の生活にどのような影響がでてくるのかを理解することができます。

経済状況は常に変動しますが、一般的に次の様に区分されます。

  1. 景気が悪化→金利の引き下げを行い、企業の投資や消費を刺激する
  2. 景気が上昇→金利の引き上げを行い、物価の上昇を抑える。

教科書的には、上記の様になりますが、実際の経済は様々な要因があるので想定外ということも起こります。

また、円安で物価が上がったという話題も耳にしますが、アメリカが利上げしている一方で日本は低金利を維持しています。これにより金利のつくドルを買う動きが活発になり、歴史的な円安になっています。アメリカが今後利上げのペースを落とすとの話しがあり、直近では円高方向に動いています。今後の為替についても金利差に注目する必要があります。

2023年については、3月に黒田総裁の任期満了があり、これまでの金融緩和の政策から方向性が変わる可能性があります。

皆さんの生活に関係する、物価の動向と金利の動向は注目していく必要がありそうですね。

 

 

 

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